小型チップクラッシャ

チップクラッシャに求められる機能

 チップクラッシャは工場内で発生する切削クズや端材を細かくすることで減容化でき、収納ボックスに数倍の量を貯めることができます。その処理の手間を削減する重要な役割を果たします。

しかし、チップクラッシャは細かに切断するだけの簡単な構造ですが、様々な材質、大きさの異物を一定の条件下で処理するため、ハードルの高い装置です。

◆弊社の小型 チップクラッシャ

○特徴

  1. 大きさを小型化にしたモデル
  2. 特殊カッター装備で効率的・安全性・環境対応を実現
  3. 低価格化の構造設計
  4. 多様な材質の切断にも対応
  5. 異物対応機能

 

 

小型 4枚刃 (試運転時)

〇詳細説明

 

1.大きさを小型化にしたモデル小型 4枚刃 (試運転時)

  • 限られたスペースに設置できるコンパクト設計です。
  • 本体高さを抑えた薄型構造で、下方の収納ボックスの容量を増やせます。

2.特殊カッター装備で効率的・安全性・環境対応を実現

  • 引掛け部を持ち、刃欠け防止を考慮した適切な硬度の特殊カッターで、空振りの無い効率的な処理ができます。
  • 特殊カッターは安全な低速回転で切断することで、処理音、振動、飛散を抑えます。

3.低価格化の構造設計

  • 切断部を一軸に複数枚の特殊カッターと固定刃を組合せた簡素構造とし、複数の特殊カッターは位相をずらした組合せで負荷を分散してモータの小型化を実現 等の設計で価格低減を計りました。
  • カッターを素通りした切削カスは、特殊カッターのカバーを兼ねたチップガイドで切断します。未切断物は特殊カッターの引掛け部で再度持ち込み切断します。

4.多様な材質の切断にも対応

  • 一般クラッシャの苦手とするのは比重の軽いアルミ材 等の切削クズが自重でカッターまで降りない、または板状端材は刃高さ不足で噛み込め無い 等で空振りすることです。弊社の特殊カッターはそれらを解消できています。
  • 高硬度材・切削での焼入り材・分厚い・細かい髪毛状 等の切削クズ にも対応できます。

5.異物対応機能

  • 鉄のかたまり、工具類等の明らかに切断不可な異物が侵入した場合、カッターの過負荷感知で逆回転し、再び正転するという安全対応で刃の損傷防止を計っています。数回過負荷感知を繰返したら、本体内から異物を手で取り除いて下さい。

6.メンテナンス性の向上、特注仕様

  • 特殊カッター、固定刃、シャフト 等は消耗品です。側面のベアリングケースを取外せば部品の交換ができます。
  • 特注仕様:パワーをさらに必要と思われる場合のためにモータの容量UP仕様があります。
仕 様 モータ出力 ※パワーUPモータ W   D   H 重 量 参考価格
小 型   4枚刃 200V / 0.4Kw 200V / 0.75Kw 240 × 300 × 220 60Kg  101万円
普通型  8枚刃 200V/ 0.75Kw 438 × 300 × 220 70Kg  140万円
幅広型 10枚刃 200V/0.75Kw

534 × 300 × 220 80Kg 156万円
普通型 8枚刃 W=438

普通型8枚刃 にスクリュウコンベア付きの場合